マネージャーとマネジメントについて
P.F.ドラッカー『マネジメント エッセンシャル版』より
- 変化の時こそ「基本」を確認。基本と原則に反するものは例外なく破たんする。
- 働く者が満足しても、仕事が生産的に行われなければ失敗である。仕事が生産的に行われても、人が生き生きと働けなければ失敗である。
- マネージャーは権力を持たない。責任を持つだけである。その責任を果たすために権限を必要とする。
- マネージャーの役割
- 投入した資源の総和より大きなものを生み出す生産性を創造すること。
- あらゆる決定と行動において、直ちに必要とされているものと遠い将来に必要とされているものを調和させていくこと。
- マネージャーの仕事
- 目標設定
- 組織化
- 動機付けとコミュニケーション
- 評価測定
- 人材開発
- マネージャーにしてはいけない人
- 強みより弱みに目を向ける人
- 何が正しいかよりも誰が正しいかを重視する人
- 真摯さよりも頭のよさを重視する人
- 部下に脅威を感じさせる人
- 自らの仕事に高い基準を設定しない人
課題解決のステップ
- 現状把握: あるべき姿とのギャップを把握
- 目標設定: 何をいつまでに達成するか
- 原因分析: あるべき姿とのギャップの原因を明らかにする
- 仮説構築: 原因に対する仮設を立てる
- 計画
- アクション
ハックマントオールダムの職務特性モデル (Job Characteristics Model)
ハックマンらは、職務への満足度を高め、動機付けに結びつく職務の特性を次の5つに分類しています。
- Skill Variety(スキルの多様性)
- Task Identity(完結性)
- まとまりのあるタスクであること(全体のどの部分を担当しているのか分からないと不安になってしまうため)
- Significance(重要性)
- Autonomy(自律性)
- Feedback(フィードバック)