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QnA Maker でできること

Microsoft が提供している QnA Maker というサービスを使用すると、「質問(Q)と回答(A)」のペアデータを登録するだけで、自然言語での FAQ 検索を行うための API を使用できるようになります。 Microsoft が提供している一連の Cognitive Service のひとつとして位置づけられていて、主に FAQ 系のチャットボット (Bot) を手軽に作成するために使用されています。

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例えば、下記のような Q&A のペアを登録していくだけで、機械学習によって回答のモデルが自動生成されます。 QnA Maker では、このモデルのことをナレッジベース (Knowledge base) と呼んでいます。

Q. お店の営業時間を教えてください。
A. 営業時間は午前10時から午後6時までです。

実際にユーザが入力する質問文章は、登録した Q&A データの質問文と完全に一致する必要はありません。 QnA Maker がどの質問に近いかを判別して、対応する回答文(と一致度)を返してくれます。

ユーザ入力: 営業時間は?
QnA Makerの回答: 営業時間は午前10時から午後6時までです。

簡単に言ってしまえば、QnA Maker の API が提供する機能はこれだけです(データ管理用の API などもありますが)。 回答文を自動生成してくれるようなこともなく、返される文章は、Q&A データとして登録した回答文そのままです。 とはいえ、サクッと FAQ 系のサービスを作成するときには便利に使用できるサービスです。

QnA Maker のナレッジベースを公開する

QnA Maker ポータル上で作成したナレッジベースを、Web API (REST API) の形で使用できるようにするには、下記のようなステップを踏みます。

  1. Azure ポータルリソースの作成 から QnA Maker のリソースを作成する
  2. QnA Maker ポータルで QnA Maker のナレッジベースを作成する(上記で作成した Azure の QnA Maker リソース経由でアクセスできるよう関連付ける)
  3. QnA Maker ポータルでナレッジベースを Publish して REST API として呼び出せるようにする

上記のようにしてナレッジベースを公開すれば、Node.js や C# など任意の言語から QnA Maker API を使用できるようになります。

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