上記の canvas 要素は、WebGL により描画しています。
サーフェスをクリアしているだけなので、何も表示されていないのは正しいです。
WebGL のコンテキストを取得する
WebGL は、Web ブラウザ上で OpenGL の機能を使用する仕組みです。
HTML の canvas
要素をレンダリング用のサーフェストとして使用します。
canvas
要素から WebGL のコンテキスト WebGLRenderingContext を取得したら、後は OpenGL ES を用いたアプリと同じ感覚で API を呼び出していけます。
下記は、WebGL でサーフェスをクリアするだけの最低限のコードです。
gl.clearColor()
でクリア色を設定しています。
WebGL 2.0 を使用する
WebGL 2.0 の API を使用したい場合は、canvas.getContext()
のパラメータを webgl
から webgl2
に変更し、WebGL2RenderingContext を取得します。
WebGL は OpenGL ES 2.0 をベースにしており、WebGL2 は OpenGL ES 3.0 をベースにしています。
メジャーなブラウザは WebGL 2 に対応しているので、特に理由がなければ WebGL 2 の方を使っていきたいですね。
下記のようにすれば、WebGL 2.0 が使える場合はそちらを、使えない場合は WebGL 1.0 のコンテキストを取得できます。