まくろぐ
更新: / 作成:

Azure Pipelines の設定で、次のような感じで Npm タスクを追加したとき、

azure-pipelines.yml
steps:
- task: Npm@1
  inputs:
    command: 'ci'
  displayName: 'npm ci'

- task: Npm@1
  inputs:
    command: 'custom'
    customCommand: 'run lint'
  displayName: 'npm run lint'

Node.js 系のコマンドが認識されていないと、エラーが出て Npm タスクを実行できません。

No agent found in pool Default which satisfies the specified demands: npm, Agent.Version -gtVersion 2.163.1

そのような場合は、steps の先頭で、次のように NodeTool (Node.js Tool Installer) タスクを実行しておくと、うまく動作するようになります 。

azure-pipelines.yml
steps:
# これで npm コマンドを認識するようになる
- task: NodeTool@0
  inputs:
    versionSpec: '10.x'
  displayName: 'Install Node.js'

NodeTool タスクは実行のたびに Node.js をダウンロード&インストールするわけではなく、VM 上に存在するキャッシュなどを使って Node.js の環境をセットアップするため、通常は数秒で実行が完了します。

npm コマンドにパスが通るので、次のようにスクリプトで直接 npm コマンドを実行することも可能です。

- script: |
    npm install
    npm run build    
  displayName: 'npm install and build'

関連記事

まくろぐ
サイトマップまくへのメッセージ