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/ 作成: - モジュール
- Ansible で使う機能の単位。例えば、
ansible.builtin.systemd など。
プレイブック中の各プレイで指定するタスクリストは、モジュールを指定して定義していきます。 - インベントリ
- コントロール対象とするマネージドノードの一覧ファイル。
INI 形式、あるいは YAML 形式で記述します。
シンプルに記述したければ INI 形式、階層構造を明確にしたければ YAML 形式を使います。
- ホスト変数
- インベントリで定義したホストに対して設定する変数。
インベントリファイルから分離して、
host_vars ディレクトリ内の YAML ファイルに記述することもできます。 - グループ変数
- インベントリで定義したグループに対して設定する変数。
インベントリファイルから分離して、
group_vars ディレクトリ内の YAML ファイルに記述することもできます。 - インベントリプラグイン (inventory plugins)
- Ansible 本体にインベントリの機能を提供しているプラグイン。
INI ファイル用の
ansible.builtin.ini や、YAML ファイル用の ansible.builtin.yaml などがあります。
他にも動的にインベントリを生成するものもあります。
参考: Index of all Inventory Plugins — Ansible Documentation - プレイブック (playbook)
- マネージドノードに対する処理内容を YAML 形式で定義したもの。
プレイブックは、複数のプレイ (Play) で構成されており、プレイは複数のタスクで構成されています (Playbook ◇─ Play ◇─ Task)。
- プラグイン
- Ansible 本体に対して機能を追加する仕組み。
参考: Indexes of all modules and plugins — Ansible Documentation
- コントロールノード (control node)、コントローラーノード (controller node)
ansible コマンドや ansible-playbook コマンドを実行するホスト、つまり Ansible を使って対象のシステムの制御を行うマシンを指します。- 管理対象ノード (managed node)、ターゲットホスト (target host)
- Ansible のコントロール対象となるホストのこと。コントロールノード側で Inventory として管理されます。
- ansible.cfg
- Ansible 本体に対する設定ファイルで、INI 形式で記述します。
デフォルトで参照するインベントリファイル名や、SSH 接続時のホスト名登録の省略、といった設定を行えます。
参考: [/p/pamv6gq/](ansible.cfg ファイルの検索順序)
- コレクション
- Ansible コンテンツの配布形式で、プラグインやモジュール、Playbook などをまとめたもの。
ドット (
.) で区切られた名前が付けられています(例: ansible.utils)。
Ansible 本体 (ansible-core) に内蔵されているコレクションには、ansible.builtin という名前が付けられています。
モジュールはさらにドットを付けた名前で表現されます。
例えば、ansible.builtin コレクションには、ansible.builtin.systemd モジュールが含まれています。 - Ansible Galaxy
- コミュニティがコレクションを配布しているところ。
参考: https://galaxy.ansible.com/
- FQCN (Fully Qualified Collection Name)
- モジュールやプラグインの名前を、コレクション名を含む完全な名前で表現したもの。
例えば、
ansible.windows コレクションの win_command モジュールの FQCN は ansible.windows.win_command になります。 - アドホックモード
- Playbook を使わず、コマンドラインから直接モジュールを呼び出す方法。
- チェックモード
- このモードで Ansible を実行すると、実際にはホストに変更を加えず、どのような結果になるかを確認できます(一般に dry run と呼ばれるものです)。
- ハンドラー
- システムに変更が加えられたときに実行される処理。
- Ansible ロール
- 自己完結型の特殊な Playbook で、複雑なオーケストレーションを完了するために必要なタスク、変数、構成テンプレート、およびその他のサポートファイルとともに移動させることができます。
コレクションには複数のロールを含むことができます。
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