AWS CLI(aws
コマンド)を使うと、様々な IAM 系の操作をコマンドラインから実行できるようになります。
ただし、IAM の制御を行えるのは、AdministratorAccess
ポリシーなどが割り当てられ、IAM 操作の権限が付いているユーザーに限られます。
ユーザー関連
IAM ユーザーを作成する (iam create-user)
iam create-user コマンドを使うと、指定した名前の IAM ユーザーを作成できます。
作成したユーザーの情報は、iam get-user や iam list-users コマンドで取得できます。
作成したユーザー用の API アクセスキーを生成するには、ひきつづき iam create-access-key コマンドを使用します。
IAM ユーザーを削除する (iam delete-user)
指定したユーザーに何らかの設定情報(アクセスキーや SSH キー、MFA など)が設定されている場合は、先にそれらの情報を削除しておく必要があります。
例えば、アクセスキーが設定されている場合は、delete-access-key コマンドで削除してからユーザー自体を削除します。
指定したユーザーの情報を取得する (iam get-user)
ユーザーの一覧を取得する (iam list-users)
--query
オプションで、取得結果をフィルタリングすることができます。
アクセスキー関連
アクセスキーの一覧を表示する (iam list-access-keys)
アクセスキーを作成する (iam create-access-key)
アクセスキーは、1 つの IAM ユーザーに対して 2 つまで生成できるようになっています。
ただし、これはキーのローテーションを行うための措置であって、普段使いのためのものではないので注意しましょう。
アクセスキーを削除する (iam delete-access-key)
カレントユーザーのアクセスキーを削除する場合は、--user-name
オプションは省略できます。
アクセスキーが最後に使われた日を調べる (iam get-access-key-last-used)
グループ関連
グループの一覧を表示する (list-groups)
指定したグループの情報を取得する (get-group)
指定したグループの情報と、所属するユーザーの一覧が表示されます。
ユーザーをグループに登録する (add-user-to-group)
ユーザーが所属するグループを表示する (list-groups-for-user)
ポリシー関連
マネージドポリシーの一覧を表示する (iam list-policies)
指定したマネージドポリシーの情報を取得する (iam get-policy)
ユーザーに割り当てられたマネージドポリシーの一覧を表示する (iam list-attached-user-policies)
グループに割り当てられたポリシーの一覧を表示する (iam list-attached-group-policies)
ユーザーにマネージドポリシーを割り当てる (iam attach-user-policy)
ユーザーにインラインポリシーを追加する (iam put-user-policy)
ポリシーの指定はちょっと長くなるので、通常は外部の JSON ファイルなどで記述しておいて、次のように file://ファイル名
で渡します。
ユーザーのインラインポリシーの一覧を表示する (iam list-user-policies)
ロールにポリシーを割り当てる (iam attach-role-policy)
ロール関連
IAM ロールの一覧を取得する (iam list-roles)
IAM ロールを作成する (iam create-role)
ロールを作成するときに、--path
オプションでパスを設定しておくと、iam list-roles
でロールを列挙するときに、パスのプレフィックスで検索できるようになります。
IAM ロールを削除する (iam delete-role)
IAM ロールにタグを設定する (iam tag-role)
複数のタグをまとめて設定したいときは、--tags
オプションで、キーと値のペアをスペースで区切って並べます。
IAM ロールからタグを削除する (iam untag-role)
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