Azure Cosmos DB と MongoDB API
Azure Cosmos DB は、Microsoft の Azure 上に配置できるスケーラブルなデータベースで、SQL や MongoDB API など様々なインタフェースでアクセスできるようになっています。
MongoDB を使った既存のアプリケーションがある場合、接続先を Azure Cosmos DB アカウントのアドレスに変更するだけで、簡単にクラウド上のデータを扱えるようになります。
ローカルの MongoDB サーバ (mongod
) に接続する代わりに、Azure Cosmos DB に接続するということです。
ここでは、MongoDB API(MongoDB シェル)による Azure Cosmos DB へのアクセスを試してみます。 まずは、Azure 上に Cosmos DB のリソースを作成します。
Azure Cosmos DB アカウントを作成する
Azure ポータルへログインし、Azure Cosmos DB のページを開き、Azure Cosmos DB アカウントの作成 をクリックします。
次の画面では、アカウント名 や API の種類を設定します。
アカウント名 に入力した値は、下記のように接続 URI の一部として使われます。 よって、このアカウント名は世界中で一意である必要があります。
API の種類には、MongoDB API を指定してください。 各項目の入力が終わったら、確認と作成 を押して数分待つと、Azure Cosmos DB アカウントの作成が完了します。
MongoDB シェル (mongo) を使って Cosmos DB へ接続する
MongoDB クライアントから Azure Cosmos DB へ接続するには、接続用の URL が必要です。 Azure ポータルから Azure Cosmos DB のリソースを開き、接続文字列 のページを開くと接続文字列を確認することができます。
この URL をコピーして、mongo
コマンドのパラメータとして渡せば、Azure Cosmos DB に接続できます。
あとは、普通に mongo
シェルでデータベースの操作を行うだけです。