od コマンドの基本(8 進数でダンプする)
od
(octal dump) コマンドを使用すると、ファイルの内容を 8 進数や 16 進数でダンプすることができます。
先頭のカラムはアドレスを示しています。
アドレスの後ろからは、6 文字ずつに区切って 8 進数のデータが並びます。
8 進数では 1 文字が 3 ビットなので、6 文字で最大 18 ビットを示すことができますが、od
コマンドの出力では、その内の 16 ビット(= 2 バイト)を使用しています。
頭の 2 ビットは必ず 0 でパディングされているので、各カラムの先頭の数字は 0 か 1 になります(アスキーコードのテキストなら必ず 0 でしょう)。
上記の例では、1 行ごとに、16 バイト(2 バイト x 8)ずつ出力しています。
ファイルの内容を 16 進数でダンプする
od
コマンドはデフォルトでは 8 進数でダンプしますが、-x
オプションを付けると 16 進数でダンプすることができます。
od の出力フォーマットを変更する
下記の例では、od
コマンドの出力フォーマットをオプションで変更しています。
各オプションは次のような意味を持っています。
-t x1
… 16 進数で 1 バイトごとに-Ax
… アドレス表示を 16 進数で
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