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読書メモ『180日でグローバル人材になる方法』天野雅晴

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日本と米国

  • 日本は、会社や組織が個人の居場所を定義する。米国では、会社や組織の枠を越えて「個人のレベル」で繋がっている。
  • 日本では会社や組織の比重が大きいため、個人の比重が大きい米国のネットワークとは、ある意味で「水と油」のような関係にある。
  • 米国企業は、最初は最低予測金額の3倍くらいの価格で交渉をスタートさせる。多くの日本企業はほとんど最初の金額か、それに近い額で応じる。
  • 日本人は習慣ですぐに名刺を出す人がいるが、米国では特にそういう習慣はない。しばらく話をしてお互いに興味を持った時点で初めて名刺を交換する。

モチベーション

  • 経済学や社会行動学の分野では、「3番目のモチベーション」に注目が集まっている。
    • 第1のモチベーション: 生物としてもっている食べることや生殖に対するもの。
    • 第2のモチベーション: それにつながるお金や地位などに対するもの。
    • 第3のモチベーション: 得意分野や単純に生きがいを感じることをしたいという思う気持ち。 → 『モチベーション3.0─持続する「やる気!」をいかに引き出すか』 ダニエル・ピンク、大前研一
  • 金銭的な利益の追求より、社会貢献や環境維持などに関する「ベネフィット」の追求を選ぶ人や企業が増えている。これに対応するために For benefit(For profitではなく)という会社形式が、米国の会社法として認められた。
  • 第3のモチベーションが原動力になるような何かを社員に持たせることが、企業の成功にとても重要なファクターである。

コミュニケーション

  • グローバル社会のあらゆる場面に対応するコミュニケーションは、英語の問題というよりは、そういう場で何度も実戦訓練をして初めて得られるスキルだと言える。
  • 技術者などの日本人の現場スタッフには、説明だけして肝心の結論を言わない人が多い。「それでどうしたいのか?」と聞くと、特にそれに対しては何も言わない。
  • 海外では自分の考えていることをストレートに相手に伝えることが重要。まずは「YES」なのか「NO」なのかをはっきりと言う。ただし、強い口調で主張するのではなく、落ち着いた口調で言う。

音読、発音矯正

  • 英会話を習得するのに効果がある方法として「音読」がある。ただ読むのではなく、実際に声に出して読むだけのことだが、これでも頭の中だけで読むよりはずっと効果があることが実証されている。
  • ただ頭の中で言っても自分のものにはならない。本当に何かがわかったときに、実際に “I got it!” と声に出すことが重要。
  • 出身地によっていろいろなアクセントがあり、「日本人アクセント」があってもそれだけで問題にはならない。しかし、発音矯正には画期的な効果がある。発音矯正のレッスンは、日本でもいろいろな英会話学校のオプションとして受けることができる。

カランメソッド

  • カランメソッド (Callan Method) という「簡単な英文を何度も何度も繰り返し、即座に反応しなければならない」という「英語脳トレーニング」がある。
  • カランメソッドの大きな特徴は、教室で生徒がしゃべる英語はすべて「教科書に指定された英文のみ」で、それに従って一字一句間違いなくしゃべるということ。いちいち日本語に訳さないということ。
  • 日本でよくある英会話習得法は、外国人教師を相手に自由におしゃべりをするというものだが、これでは自分のしゃべれる英語に限られてしまうので、英語力はつかない。英語学校が楽な方法をとっているだけである。逆に、カランメソッドでは、トレーニング中は自分勝手な英語のおしゃべりをしないことが大切。
  • カランメソッドでは、しゃべるべき英文はあらかじめぎっしり教科書の中に用意されており、授業ではその英文を先生が質問して生徒が答えるという形式を取る。例えば、“express” というキーワードに対して、“Can you express your idea in English?” という質問と “Yes, I can express my idea in English.” (あるいは “No, I can’t …")という答えが書かれており、先生と生徒はほぼそのままそれを繰り返すだけ。ただし、先生が質問する英語のスピードはかなり早く、日本語で考える余裕はない
  • カランメソッドのもう一つの特徴は、一定の時間ごとに先生が入れ替わるということ。その結果、違う先生の英語の発音やしゃべり方に対して、同じやり取りを何度も繰り返すことになる。同じ英文を違う人がしゃべると、同じものを別の角度から見るように情報量が増加する。
  • カランメソッドは個人や企業でも応用することができる。ポイントは使用する英文。企業なら、特定の業種や業務に合わせたフレーズを集めるのがよい。こうして用意した「オリジナル英文」を使って、外国人教師や友達とひたすら英文のやり取りを繰り返す。大切なのはスピード。やり取りのタイミングを早くして、頭の中で日本語にしないようにする。
  • ひたすら決められた英文を「訳すことなく」何度も何度も繰り返すことで、英語脳の育成に集中する。本当に英語脳を作るには、このような作業をかならい長く続ける必要がある。毎日のように英文を繰り返さないと効果は出ない。

単刀直入訓練

  • 単刀直入に、“I disagree!” とか “I like that idea.” とか “That wouldn’t work!” というと、相手は「なぜ?」「理由は?」と反応してくる。単刀直入に言うと、会話を促進するう効果がある。全部自分でしゃべらなくてよいのも日本人にはメリット。
  • 相手の反応を待ち、それに対して素早く反応する訓練をする。
  • 単刀直入に言える英語フレーズをたくさん集めて練習しておくとよい。

グローバル人材

  • ベンチャービジネスに失敗は付き物だが、そこにかかわった人たちはそれぞれ優秀な人材である。そうした優秀な人材がある一定期間一緒に運命共同体としてつながりを持ったということ自体、とても貴重なこと。人材だけでなく、そのベンチャービジネスで培われた商品やサービスに関する成果物も、すべてを無駄にする必要はない。
  • イノベーション生態系で活躍するのは、以前起業してある程度の成功を収めた人たちである。米国では2000年前後のネットバブルで多少なりとも成功を収めた人たちの多くが、今では後続の起業家たちを支援する立場に回っている。対価としてストックオプションをもらったり、一般には購入できない未公開株を購入したりする。

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