Windows 7 以降のコマンドプロンプトでは、指定した秒数だけ待機する timeout
コマンドを使用できます。
ユーザーのキー入力を少しだけ待ったり、Linux の sleep
コマンドと同様のことを行えます。
timeout コマンドの使用例
C:\> timeout /t 10
10 秒待っています。続行するには何かキーを押してください ...
C:\> timeout /t 10 /nobreak
10 秒待っています。終了するには CTRL+C を押してください ...
C:\> timeout /t -1
続行するには何かキーを押してください ...
最後のパターンは、昔からある pause
コマンドの振る舞いと同じですね(出力の行末表現が微妙に異なりますけど ^^;)。
C:\> pause
続行するには何かキーを押してください . . .
ちなみに、「続行するには何かキーを押してください」の表示を抑制したいときは、次のように > nul
とリダイレクトします(null
じゃなくて nul
なので注意)。
これは、Linux の sleep 3
と同じ振る舞いになります。
C:\> timeout /t 3 /nobreak > nul
(参考)timeout コマンドのヘルプ
C:\> timeout /?
TIMEOUT [/T] タイムアウト [/NOBREAK]
説明:
このユーティリティでは、タイムアウトのパラメーターを指定して、一定の時間 (秒)
が経過するまで、またはユーザーが任意のキーを押すまで、プログラムを待機
させることができます。
キー入力を無視するためのパラメーターを指定することもできます。
パラメーター一覧:
/T タイムアウト 待機する時間 (秒) を指定します。
有効な範囲は -1 から 99999 秒までです。
/NOBREAK キーが押されても無視し、指定時間待ちます。
/? このヘルプを表示します。
注意: タイムアウト値 -1 は、キーが押されるまで無限に待機することを意味します。
例:
TIMEOUT /?
TIMEOUT /T 10
TIMEOUT /T 300 /NOBREAK
TIMEOUT /T -1