元陸上選手の為末大さんのお話を聞いてきましたので φ(・ェ・o) メモメモ。
最近は、どうしたら人が活力を持てるか? 人間を理解することをテーマとして活動しておられるようです。
自分を理解する
気付いたのは、人間は個々の能力よりも、どんな環境 (ホットスポット) に身を置くかで発揮できるパフォーマンスが大きく変化するということ。
本来の自分を変えようとすると、変えられないので苦しむだけ。 例えば、几帳面な性格を根底から変えるのは難しい。 そうじゃなくて、変えられるもの(トレーニングのやり方など)に着目すべき。
自分らしさとは何か? それを知るには、いろんなタイプの人にたくさん出会うしかない。
「夢」ではなく「やりたいこと」を考える
×「あなたの夢は何ですか?」
○「あなたのやりたい事は何ですか?」
夢=職業ではない。
職業は手段でしかないので、本当にやりたいこと、成し遂げたいことにフォーカスすべき。 例えば、「ケーキ屋さんになりたい」という夢を持つのはいいけれど、本当にやりたいこと、達成したいことはケーキ屋さんになるということではなく、おいしいケーキをお母さんに作ってあげて、「お母さんを笑顔にする」ということのはず。 そういった、本当の目的をちゃんと認識しないといけない。
「夢中」と「俯瞰」
人が活動するときは、「夢中/没頭」状態で動いているときと、「俯瞰/客観」状態で動いているときがある。 ただし、これらを同時にこなすことはできない。 夢中で没頭する時間は重要なので、それを続けた後で俯瞰する、というサイクルを意識的に繰り返すことが大切。