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Microsoft Bot Framework を使ってウェブサイト上にチャットボットを配置したときの表示のカスタマイズ方法です。 次のように、ボットやユーザーのアイコンを設定することができます。

/p/oitn3a3/img-001.png

このようなカスタマイズ表示を行うには、Azure portal 上の Web App Bot リソースの Channels タブから選択できる、Direct Line チャネルを使う必要があります。 Web Chat というチャネルを使うと、iframe タグで簡単にチャットウィンドウを埋め込むことができるのですが、そちらではあまりカスタマイズができないようです。

/p/oitn3a3/img-002.png
図: Direct Line チャネルのキーを確認

下記はチャットウィンドウをカスタマイズして表示するサンプルコードです。 Bot Framework が提供している WebChat.renderWebChat() 関数を呼び出すと、実際にチャットウィンドウが表示されるのですが、このときに styleOptions パラメータを指定することで表示方法をカスタマイズすることができます。

index.html
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <script src="https://cdn.botframework.com/botframework-webchat/latest/webchat.js"></script>
  <style>
    * {
      margin: 0;
    }
    #webchat {
      height: 100vh;
      width: 100vw;
      background: gray;
      border: solid 5px #f37;
      box-sizing: border-box;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <div id="webchat" role="main"></div>
  <script>
    const TOKEN = 'HpJB2ofxzsA.h7...省略...';

    WebChat.renderWebChat({
      directLine: WebChat.createDirectLine({ token: TOKEN }),
      styleOptions: {
        // ボットのアイコン
        botAvatarImage: '/assets/img/bot-avatar.png',
        // ボットのイニシャル(アイコンが使えない場合に表示)
        //botAvatarInitials: 'Bot',
        // ユーザーのアイコン
        //userAvatarImage: '/assets/img/user-avator.png',
        // ユーザーのイニシャル(アイコンが使えない場合に表示)
        userAvatarInitials: 'You',
        // アイコンのサイズ
        avatarSize: 50,
        // Upload file のボタンを非表示
        hideUploadButton: true,
      }
    }, document.getElementById('webchat'));
  </script>
</body>
</html>

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