グループの作成と削除 (groupadd, groupdel)
Linux でグループを作成/削除するには、groupadd
および groupdel
コマンドを使用します。
グループ作成時にグループ ID(数値)が自動的に割り当てられますが、-g
オプションで明示することもできます。
☝️ プライマリ・グループ
useradd
コマンドでユーザーを作成すると、デフォルトでそのユーザーは、ユーザー名と同じ名前のグループに所属することになります。
このグループをプライマリ・グループと呼びます。
例えば、useradd maku
でユーザー maku
を作成すると、同時に maku
というプライマリ・グループが作成されます。
groupdel
コマンドでプライマリ・グループを削除することはできません。グループにユーザーを追加する (gpasswd)
Linux のグループに既存のユーザーを追加/削除するには、gpasswd
コマンドを使用します。
これらの設定を反映させるには、そのユーザーでログインし直す必要があります。
グループの一覧を確認する (/etc/group)
/etc/group
ファイルには、既存グループの一覧情報が保存されています。
上記の例では、グループ group1
に、3 つのユーザー (user1
、user2
、user3
) が登録されていることがわかります。
また、グループ ID が 1003
であることも分かります。
ユーザーがどのグループに所属しているか調べる (id)
id
コマンドを使用すると、指定したユーザーがどのグループに所属しているかを確認できます。
ユーザー名を省略すると、カレントユーザーの情報を表示します。
上記の例では、カレントユーザー maku
が、グループ maku
、group1
、group2
に所属していることが分かります。
グループ名やグループ ID を変更する (groupmod)
既存のグループの名前や ID を変更するには、groupmod
コマンドを使用します。