time 要素とは
HTML5 には、機械(コンピュータ)の読み取りのための要素として data
要素が定義されています。
中でも時刻はよく使用する情報なので、特別に time
要素として定義されています。
この要素を記事内に含めておくことで、article
要素の作成日時や、ページ自体の作成日時を表現することができます。
正しいフォーマットで記述しておけば、検索エンジンの検索結果に日付を表示してもらえるかもしれません。
SEO 対策のためにも、time
要素を正しく記述できるようにしておきましょう。
time 要素の記述方法
time
要素のフォーマットは上記のようになっており、datetime
はオプショナルな属性です。
datetime
を省略する場合は、表示される日時
の部分が、RFC 3339 - Date and Time on the Internet で定義された形式で記述されている必要があります。
典型的な書き方は下記のような感じ。
書式 | 意味 |
---|---|
2019-04-27 | 日付(UTC あるいは日本時間) |
2019-04-27T21:30Z | 日付&時刻(UTC) |
2019-04-27T21:30+0900 | 日付&時刻(日本時間) |
逆に、datetime
オプションに上記のような日時情報を含めておけば、表示される日時
の部分には任意のテキストを指定することができます。
なので、下記の 2 つの time
要素はどちらも正しい記述です。
datetime
属性を省略している場合は、表示される日時
の部分を独自形式で記述してはいけません。
正しく time
要素を使って、人にも機械にもやさしい Web サイトを作成したいですね!
schema.org の構造化データマークアップ
HTML データに、より明確な意味を持たせるための schema.org の構造化データマークアップというものがあります。 この情報を付加しておくことで、検索エンジンなどはさらに詳しくサイト情報を表示できるようになります。
日付情報には、BlogPosting タイプなどの datePublished
や dateModified
プロパティを付けておくのがよいでしょう。
下記は 1 つのブログ記事をマークアップする例です。