レイアウトファイル (+layout.svelte) の基本
Svelte のフレームワークである SvelteKit は、複数のページで使用する共通レイアウトを定義するための仕組みを提供しています。
共通レイアウトを定義するのは簡単で、src/routes/+layout.svelte
というファイルを作成するだけで、そのレイアウトが全ページ (src/routes/**/+page.svelte
) に適用されます。
各ページのコンテンツは、レイアウトファイル内の <slot />
部分に展開されます(参考: スロットの仕組み)。
実際には SvelteKit で作成したアプリケーションは、最上位のページテンプレートとして src/app.html
を使うので、次のような入れ子構造でコンテンツが挿入されていくことになります。
+layout.svelte
ファイルが存在しない場合は、<slot />
とだけ記述されたファイルが存在するかのように振る舞います。
ようするに、+page.svelte
の内容がそのまま %sveltekit.body%
の位置に展開されます。
レイアウトファイルをネストする
src/routes
のディレクトリ階層内に複数の +layout.svelte
を配置すると、そのレイアウトは上位のディレクトリに配置されたレイアウトを継承します。
例えば、次のようなディレクトリ構成にすると、下位の src/routes/admin/+layout.svelte
は、上位の src/routes/+layout.svelte
を継承します。
src/routes/
+layout.svelte
- admin/
+layout.svelte
src/routes/admin
ディレクトリ以下に配置されたすべてのページ (+page.svelte
) は、src/routes/admin/+layout.svelte
レイアウトを使ってレンダリングされ、その結果が上位のレイアウトの <slot />
部分に展開されるという振る舞いになります。
スロットの連チャンだー! ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶