ポイント
- 書くことに億劫にならないためにも、紙質のよい、多少高価なノートを使うこと。方眼ノートにすればチャートなどもきれいに書けるので、それだけでモチベーションが上がる。
- 思考の基本は「事実に基づいて考えること」。外資系コンサルタントの思考がすぐれているのは、常に事実(ファクト)に基いて考えるから。
- 仕事ノートや、会議でホワイトボードを書くときは、「事実 (fact)」と「意見 (idea)」を明確に分けて書くとよい。
- 「事実(ファクト)」は、自分の目で見たことが一番確実。
- 方眼ノートは3つに分割して書く。左は「情報・事実・ファクト」、中央は「自分の気づき」、右に「要約・疑問点」。
- 文章力を向上させるには、ノートを「単語」ではなく「文章」で書き、その文章を読んだときに具体的なイメージが見えるように書くこと(これを著者は「見える!言葉」と呼んでいる)。
「見えない」言葉と「見える」言葉
ノートを記述するときは、その文章を見たときに、具体的にやることが「見える」ように記述する。
見えない (NG) | 見える (Good) |
---|---|
検討する | 3週間で実施判断の基準を作成する |
共有する | A4で1ページのフォーマットにまとめ参加者にメールする |
見える化 | 論点を3つにまとめ、いつまでに、誰が、何をするか書く |
浸透する | 企業理念を1枚絵にして、社長が週1回その思いを語る |
把握する | 関係者にインタビューして問題点を3つ、アクションを1つにまとめる |
意識する | ハガキサイズの10項目リストを持ち歩き、9時、13時、18時にチェックする |
感想
少なくとも、ノートや手帳に書き込むときは、事実と自分の意見を分けて書く ことに気をつけようと思った。 あと、日々文章力を鍛えるために、できるだけ伝わる 「文章」の形で、具体的に(固有名詞や数値を使って)書く ようにする。だからあまり小さな手帳は使わないようにしたい。